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スピリチュアル・ヒーリング―宇宙に満ちる愛のエネルギー 
単行本 – 1991/10


12月に入って、ほぼ「開かずの扉」と化していた引き出しの整理をしています。大半は、古い本とガラクタですが、でもここに入れていた本の殆どは、私が「もう一度読み直したい」と思っていた本ばかりで、「捨ててなかったんだ! 買い直す必要なかった」という感じ。そしてここに残していた本を引っ張り出してみると、私の好きなもの、捨てたくないものの本質がより見えてくるようでした。一冊ずつ紹介していこうかな!?

でも、このベティ・シャインの『スピリチュアル・ヒーリング~宇宙に満ちる愛のエネルギー』は今年になってamazonのマーケットプレイスで購入した一冊です。この本はかなり昔からあって(初版は1991年のよう)、版を重ねています。読んだらとても良かったので2のほうも注文しました。

霊能者・ヒーラーとしてたくさんの人に治療を行った著者の半生や治療・治癒についてとても詳しく書かれていて、霊能者の不思議なオカルト話で終始せずヒーリングや治癒について、ハッとさせられることや、参考になる箇所が本当にたくさんありました。例えば、健康を損なっている原因が何なのかはっきりわかっても、それを伝えることが現状からみて言うことが賢明かどうかわからない時、自分はこういう風な伝え方をする・・・とかの箇所とか。そこにはスピリチュアルというより、市井のヒーラーとして生きてきた彼女の、地に足の着いた人間としての配慮や優しさを感じました。

ベティさんはこの本で、健康のために大切なことは、人生に対して肯定的な態度を持つことだと繰り返し書いています。

私はこの本を読んでいた時、フッと「気苦労を捨てなさい」という声が降りてきました。その声を聞いて「私ほど自分のことばかり考えて生きている人もおりませんが!?」と思いましたが(気苦労というとなんとなく他者のことばかり考えている人の印象があった)、以来「私は、あらゆる気苦労を手放します」というアファメーションをしています。そしてこのアファメーションは、私が肯定的な態度を維持することに、とても役に立っているのです。

また、ベティさんの身に起きた不思議な出来事や透視能力を前にすると、人間の運命の大半は決まっていて、じたばた焦ったり思い悩んだりしても病気になるだけでロクなことないのかも!? と思ったりもしてしまいました。