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がん治療のホリスティックアプローチ―エビデンスに基づく医療現場の補完療法とサポート 単行本 – 2012/5/10

昨年読んでとても刺激になった本です。
この本は、特にがん患者に対して、医療現場のなかでのさまざまな補完療法のサポート、その働きかけについて、エビデンスに基づいて紹介されています(医療現場としてはイギリスが中心です)。

でも決して読みづらい内容ではなく、がん患者という対象に絞らなくても、読んでいると様々な補完療法(鍼、アロマセラピー、リフレクソロジー、カウンセリング、バッチフラワーレメディ、ホメオパシー、マッサージ、植物療法、音楽療法、アートセラピー、栄養療法、ヒーリング、スピリチュアルなど)の、それぞれ利点や弱点、課題などがよくわかります。

補完療法を医療現場で取り入れることに英国は柔軟なんだと改めて思いましたが、ここは日本。私は医療従事者でもないし現場に関わることは難しそうです。まずは一般の人から意識がかわり、補完療法の良さが認知されていくことを心から願っています。

「これから何をやってみたいんですか!?」と訊かれることがあります。もし、神様もそれを望まれるなら…ですが、私はこれからも人の健康と幸福のサポートをしたいです。スピリチュアルなこと、というより、QOLという15年以上前に魅了された基本に帰りたい。

でもそこにスピリチュアルという視点は欠かせないと知ってしまったという感じです。スピリチュアルを知ることはより人をグラウンディングさせ、健康と幸福につながるんじゃないか。そう思ったから探求してきました。

それは間違っていなかったと思います。でも、全ての補完療法従事者が、スピリチュアルなことを教える必要はないと思っていますよ。